「鍼(はり)はどんなときに受けるものですか」というご質問を、金光店ではよくいただきます。整体やマッサージは想像がつくけれど、鍼は何をするものなのか分からない、という方が多いようです。ここでは、鍼が向いている場面と、そうでない場面を、できるだけはっきり分けてご説明します。ご自分に合うかどうかを、読み終えたときに判断できる形にまとめました。
この記事の内容
鍼が向いているのは「押しても届かないところ」
手でほぐす施術は、皮膚の上から体重をかけて圧を伝えます。表面に近い筋肉には届きやすい一方で、体の深いところにある筋肉や、骨と骨のあいだにある小さな筋肉には、圧が分散してしまって届きにくいという特徴があります。
鍼は、細い鍼を目的の深さまで直接進めます。そのため、次のような「押しても届かない感じ」があるときに向いています。
- 肩の奥のほう、肩甲骨の内側の一点がずっと重い
- お尻の奥が張っていて、座っているとだんだんつらくなる
- ふくらはぎではなく、すねの外側や足の裏の奥が張る
- 強く揉んでもらった直後は軽いが、翌日には戻っている
逆に、広い範囲がまんべんなく張っている、体全体が重い、という状態のときは、鍼より先に体の動かし方を見直したほうが早いことがあります。金光店では、そういう場合は整体で関節の動きを整えるところから始めることもあります。
「強く揉んでほしくない」方にも向いています
もうひとつ、鍼を選ばれる理由として多いのが「強い刺激が苦手」というものです。手技はどうしても圧をかける施術ですが、鍼は圧をかけません。もみ返しが出やすい方、体格の細い方、力を入れられるのが怖い方には、鍼のほうが体への負担が少なく済むことがあります。
「鍼のほうが痛そう」と思われがちですが、使う鍼は髪の毛ほどの細さです。刺すときの感覚は、ほとんどの方が「思っていたより分からなかった」とおっしゃいます。入ったあとに、重だるいような、じんわりした感じが出ることがあり、これは「響き」と呼ばれるものです。苦手な方には響きを出さない浅い刺し方もできますので、最初にお伝えください。
受ける前に確認しておきたい3つのこと
初めての方には、次の3つを事前に決めておいていただくと、当日がスムーズです。
- いちばんつらい場所を1か所に絞っておく。全身をまんべんなくより、1か所を深く扱ったほうが変化が分かりやすいためです。
- いつからか、どんな動きでつらいかを思い出しておく。「3か月前から」「上を向いたとき」のように、時期と動作が分かると、狙う場所が絞れます。
- その日の予定を空けておく。受けたあとに体がだるくなる方がいます。多くは半日から1日で落ち着きますが、直後に力仕事や長距離の運転がある日は避けたほうが安心です。
受ける間隔の目安
つらさが強く出ている時期は、週1回を目安に3〜4回続けて受けて偄ただくと、変化の出方が分かりやすくなります。落ち着いてきたら2週間に1回、さらに月1回と、間隔を広げていきます。
1回で終わりにするか続けるかは、3回目までの体の反応を見て一緒に決めていきましょう。「何回通えばいいですか」と聞かれることが多いのですが、最初から回数を決め打ちするより、この見方のほうが納得していただけると思います。
鍼より先に、医療機関をおすすめする場合
次のような場合は、鍼を受ける前に医療機関でご相談ください。
- しびれや力の入りにくさが、手足の先まで出ている
- 安静にしていても痛みが強く、夜眠れない
- 発熱をともなう、けがの直後である
- お薬で血液を固まりにくくする治療を受けている
迷われたときは、ご予約の前でもお電話でご相談いただけます。
自宅でできること:受けた日の過ごし方
受けた日は、次の3つだけ気にかけてみてください。
- 水を意識して飲む。コップ1杯を、施術後・夕方・寝る前の3回。
- 湯船は短めに。長風呂は避けて、10分程度にとどめます。
- その日の激しい運動は控える。歩くくらいは問題ありません。
翌日に少しだるさが残っていても、体が反応している途中の場合があります。3日以上続くようでしたら、次回に必ずお知らせください。刺激の強さを調整します。
Moveact 金光店について
Moveact 金光店(岡山県浅口市金光町占見新田283-1 2階)では、はり・きゅうによる施術を行っています。お体を触らせていただいてから、その日に鍼を使うか、整体で動きを整えるほうがよいかをご提案しています。「鍼を受けにきたら必ず鍼をする」という進め方はしていません。
浅口市金光町のほか、倉敷市、里庄町、笠岡市、鴨方方面からもお越しいただいています。建物の前に駐車場がございます。
- 住所:〒719-0104 岡山県浅口市金光町占見新田283-1 2階
- 電話:050-5369-1139
「鍼が自分に合うのかどうか」を知りたいという入り口で構いません。初回にお話をうかがったうえで、進め方を一緒に決めていきましょう。