朝、目が覚めたときにあごのあたりが重い。食事の途中であごが疲れて、かたいものを避けるようになった。仕事に集中していて、ふと気づくと上下の奥歯がぴったり合わさっている——浅口市金光町のMoveact金光店では、夏になるとこうしたお話をうかがうことが増えます。
多くの方は「肩がこる」「首が張る」というご相談で来店され、あごのことは会話の終わりごろに思い出したように話されます。けれども、首や肩のこわばりと、噛むための筋肉の緊張は地続きになっていることが少なくありません。
この記事でわかること
- 自分のかみしめに気づくためのセルフチェック5項目
- 夏に首・肩・あごがこわばりやすくなる3つの背景
- 今日からできる3つのセルフケアと、歯科に相談したい目安
まず、自分のかみしめに気づくためのセルフチェック
一般に、上下の歯は食事や会話のとき以外は触れていないのが自然な状態といわれます。ところが、緊張しているときや眠りが浅い夜には、無意識に噛みしめている時間が長くなることがあります。次の項目を確認してみてください。
- 朝起きたとき、あごのつけ根やこめかみがだるい
- 頬の内側や舌のふちに、歯のあとのような線がついている
- 食事の後半であごが疲れて、かたいものを避けるようになった
- 歯科の検診で、歯ぎしりや食いしばりを指摘されたことがある
- 作業に集中していて、ふと気づくと奥歯が合わさっている
2つ以上当てはまる方は、あごや首まわりの筋肉が力を抜くタイミングを失っているのかもしれません。かみしめは無意識のくせなので、まず「気づく」ことが出発点になります。
夏にかみしめが増えやすい3つの背景
1. 熱帯夜で眠りが浅くなる
寝室が暑いと、寝つけても途中で目が覚めたり、浅い眠りの時間が長くなったりします。体が休息のほうへ切り替わりにくい夜は、あごや首の筋肉も力が抜けにくくなります。「寝ているはずなのに朝から体が重い」という感覚は、夜のあいだも体が働き続けているサインとして受け止めています。
2. 冷房と温度差で首・肩がこわばる
外の暑さと室内の冷房を一日に何度も行き来すると、首すじや肩は縮こまった状態が続きます。あごを動かす筋肉は、こめかみ(側頭部)から頬にかけて広がり、首の前後の筋肉と連続して働きます。そのため、首・肩がこわばったままだと、あごまわりだけをゆるめようとしてもなかなか変わりません。逆にいえば、あごの疲れを感じたときは首と肩から手をつけたほうが近道になることがあります。
3. 頭が前に出る姿勢が続く
スマホや書類をのぞき込むとき、頭は自然と前に出ます。頭の重さは成人でおよそ5〜6kgあるといわれ、前に出るほど首の後ろの筋肉が引っぱって支えることになります。この姿勢では下あごの位置も安定しにくく、奥歯を軽く合わせて頭を支えるようなくせがつきやすくなります。
「あごが疲れるのは、あごが悪いから」と思われがちですが、実際には眠りの浅さ・温度差・姿勢という日常の条件が重なって、休むタイミングを失っていることのほうが多いというのが、現場で日々お体を拝見しての実感です。
今日からできる3つのセルフケア
1.「歯を離す」合図を、目に入る場所に置く
かみしめは無意識のくせなので、「やめよう」と思っているだけでは続きません。おすすめなのは、気づく回数を増やす仕掛けをつくることです。
- パソコンの画面のふち、冷蔵庫の扉、洗面所の鏡など、1日に何度も目に入る場所に小さな付箋を1枚貼る
- スマホの壁紙に「歯を離す」とひとこと入れておく
合図が目に入ったら、口を閉じたまま上下の歯を軽く離し、舌の先を上の前歯の少し後ろ(歯ぐきのふくらみ)にそっと置いて、鼻から息を吐きます。強く長くやる必要はありません。1日に何十回も短く繰り返せることに意味があります。
2. 頬とこめかみを30秒ゆるめる
奥歯を軽く噛むと、耳の少し前あたりとこめかみが動きます。そこが噛むための筋肉です。お風呂上がりなど、体が温まっているときのほうがゆるみやすくなります。
- 手のひらの付け根を頬にあて、円を描くようにゆっくり10回
- こめかみに指の腹をあて、小さく上下に動かして10回
- 最後に口を「あ」の形に軽く開いて5秒キープを2回
強く押し込んだり、痛みが出るほど大きく口を開けたりしないでください。「気持ちよく感じる範囲」でとどめるのがコツです。
3. 首の後ろと肩甲骨をゆるめてから眠る
- 背すじを伸ばして座り、あごを軽く引いたまま、うなずくように小さく10回
- 両肩を耳に近づけて3秒すくめ、ストンと落とす。これを5回
- 肘を軽く曲げて、肩を後ろに大きく5回まわす
そのあと、あお向けで4秒吸って8秒かけて吐く呼吸を5回。吐く息を長くすると体が休息のほうへ切り替わりやすく、寝入りばなの力みが抜けやすくなります。
寝る環境も一度見直してみてください。枕が高すぎるとあごが引けて首の後ろがつまりやすくなります。横向きやうつぶせで頬が枕に押しつけられる姿勢も、あごの片側に負担が集まります。枕の高さと寝室の温度は、その日から変えられる部分です。
次のような場合は、セルフケアより先に歯科・口腔外科にご相談ください。口が指2本分ほど開かない、開け閉めのたびに強い痛みがある、カクッと音がして途中で引っかかる、朝だけでなく一日中あごが痛む——といったときは、かみ合わせや関節そのものの状態を診てもらうことが先になります。
金光店では、あごだけでなく首・肩から見ています
Moveact金光店の整体では、あごの疲れをお話しいただいたときも、あごまわりだけを触ることはほとんどありません。首の前後、後頭部、肩甲骨まわりの緊張を確認しながら、噛むための筋肉が休みやすい状態を目指して施術を組み立てます。国家資格(柔道整復師・はり師・きゅう師)を持つ施術者が、その日の状態をうかがったうえで力加減を決めますので、初めての方もご相談ください。
あわせて、フェイスラインや顔の左右差の印象が気になるという方には、美容鍼という選択肢もあります。ご希望をうかがったうえで、その日に合う組み合わせをご提案します。くわしくは小顔・リフトアップのケアに向けた美容鍼のページをご覧ください。
正直にお伝えすると、長年のくせは一度の施術で入れ替わるものではありません。1回ですべてを変えたいという方には、物足りなく感じられるかもしれません。日中に歯を離す習慣と、体のほうの調整を並行して続けていくのが現実的な進み方です。
よくあるご質問
歯科でマウスピースを作っています。整体も受けて大丈夫ですか?
併用されている方は多くいらっしゃいます。歯科での指示が優先ですので、装着の指示や通院の予定はそのまま続けてください。当店では首・肩まわりの負担のほうからお手伝いします。
どのくらいの間隔で通えばよいですか?
状態や生活によって変わりますので、初回にお体を確認したうえで、目安の回数と間隔をお伝えします。まずはご相談だけでもかまいません。
料金や所要時間を知りたいです
メニューと料金は料金・メニューのページに掲載しています。初回はカウンセリングのお時間もいただきます。
あごの疲れは、歯や口だけの話に見えて、実際には眠りや姿勢、首肩のこわばりとひと続きになっていることがよくあります。寝苦しい季節のあいだだけでも、日中の「歯を離す」合図と、寝る前のひと呼吸を取り入れてみてください。それでも朝のだるさが続くときは、体のほうから一緒に見直していきましょう。
- Moveact 金光店
- 〒719-0104 岡山県浅口市金光町占見新田283-1
- 電話:070-2231-8300
- 営業時間:9:00〜21:00(不定休)
- アクセス:JR金光駅から徒歩約6分/建物前に駐車場あり
ご予約はWEB予約ページから、ご相談だけの場合はLINEからお気軽にどうぞ。店舗の詳細はMoveact 金光店のページをご覧ください。
この記事の監修:Moveact代表 三上尚志(柔道整復師・はり師・きゅう師)。倉敷市出身。ロサンゼルス・ドジャースでのインターンや高校野球岡山県代表の甲子園帯同、パラ卓球日本代表へのトレーニング指導などに携わり、整体・鍼灸・ピラティスを組み合わせて一人ひとりの体に合わせたサポートを行っています。
