肩や腰が重い日が続くと、「一度、整体でみてもらったほうがいいのだろうか」と考えます。一方で、SNSを開けばピラティスの投稿が流れてきて、「体幹を鍛えたほうが早いのかもしれない」とも思う。どちらも良さそうに見えるけれど、時間もお金も限られているので、できれば一つに絞りたい——玉島店でも、こうした迷いのご相談をいただくことがあります。
Moveactは整体・鍼灸とピラティスの両方を行っているので、どちらか一方を売り込む立場ではありません。この記事では、二つが実際にどう違うのか、そして今のご自身にはどちらから始めるほうが進めやすいのかを、判断の目安としてまとめました。
この記事でわかること
- 整体とピラティスの、いちばん大きな違い
- どちらから始めるか迷ったときの判断の目安(向かない場合も含めて)
- 自宅で今日できる、体の状態のセルフチェック3つ
この記事の内容
いちばん大きな違いは「誰が体を動かすか」
技術的な説明はいろいろできますが、受ける側から見た違いは、突き詰めるとここに集約されます。
- 整体・鍼灸…施術者が手技や鍼で、こわばった部分にはたらきかけます。受ける方は横になっているだけで、動かすのは施術者です。
- ピラティス…ご本人が動きます。指導者は動き方を伝え、負荷を調整する役割です。マシンを使う場合も、動かすのはご自身の体です。
この違いから、向いている場面も変わってきます。整体・鍼灸は「今のつらさに向き合う方向」のサポートで、その日の体の状態に合わせて手を入れられるのが特徴です。ピラティスは「体の使い方そのものを見直していく方向」なので、その場で何かが劇的に変わるものではなく、日常の動作の質に少しずつ働きかけていく取り組みになります。
どちらが優れているという話ではなく、役割が違う、というのが正確なところです。
「歪みを戻せば終わり」と思われがちですが
「歪みを戻してもらえば、それで終わりですか?」というご質問をよくいただきます。体の不調は「歪んでいるから」と説明されることが多いので、そう考えるのは自然なことです。
ただ、実際に体を見せていただいていると、もう少し手前に理由があることが少なくありません。一日のうちで長く取っている姿勢や、無意識にやっている動きの癖です。デスクワークで骨盤を後ろに倒して座る時間が長い方は、立ち上がったあとも同じ形が続きやすくなります。施術でその日の状態を整えても、翌日また同じ座り方で8時間過ごせば、体は慣れた形に戻っていきます。
だから施術に意味がない、ということではありません。つらさが強いときは、まずそこをやわらげたほうが動きやすくなります。ただ、「整えてもらう」と「自分で使い方を覚える」は別の作業で、後者を担当するのがピラティスだとお考えいただくと、二つの関係がわかりやすいと思います。
どちらから始めるか、判断の目安
整体・鍼灸から始めるほうが進めやすい方
- 今まさにつらさが強く、動かすこと自体がしんどい
- 寝返りや靴下を履く動作など、特定の動きでつらさが出る
- まずは体を軽くしてから運動を考えたい
- 寝不足や疲れが抜けにくく、休ませる時間がほしい
ピラティスから始めるほうが進めやすい方
- 強い痛みはないが、姿勢や体型が気になってきた
- 整体やマッサージに通っても、しばらくすると同じ状態に戻る
- 運動を習慣にしたいが、ジムでは何をすればいいかわからない
- 反り腰・猫背など、姿勢の癖を自覚している
- 産後や年齢の変化で、体の使い方が変わったと感じる
正直に申し上げると、ピラティスが向かない場合もあります
「一回受ければ楽になる」という即効性を期待されている場合、ピラティスは期待と噛み合わないことがあります。自分で動いて覚えていく性質のものなので、変化が実感になるまでには少し時間がかかります。また、じっとしているのもつらいほど痛みが強い時期は、まず整体や鍼灸で状態を見せていただくほうが先です。
体験にお越しいただいて、お話と体の状態を伺ったうえで「今はピラティスより、まず整体のほうが合いそうです」とお伝えすることもあります。玉島店では整体・鍼灸・ボクササイズも行っているため、無理にピラティスへお勧めする必要がありません。
迷ったときの、自宅でできるセルフチェック3つ
どちらが合いそうかを考える材料として、今日その場でできる確認方法をご紹介します。道具は要りません。痛みが出る場合はすぐに中止してください。
① 壁立ちチェック(姿勢の癖)
かかとを壁から少し離して立ち、お尻・背中・後頭部を壁につけます。このとき、腰と壁のすき間に手のひらがすっと1枚入る程度が目安です。手が余裕で入る、あるいは腕まで入りそうな方は反り腰の傾向、逆に手が入らずぴったりしている方は骨盤が後ろに倒れている傾向があります。後頭部が壁につかない場合は、頭が前に出ている姿勢の癖が考えられます。
② 片脚立ち20秒(体を支える力)
壁のそばで、片脚を軽く上げて20秒立ってみます。ふらついて足の指で必死に床をつかむ、骨盤が横に大きく落ちる、という場合は、体幹まわりの支える働きが休んでいるサインのことがあります。左右で差が大きい方も多く、その差に気づくだけでも意味があります。
③ 呼吸チェック(力みの癖)
片手をお腹、もう片手を肋骨の横に当てて、鼻から息を吸います。肋骨が横に広がる感覚があるでしょうか。肩だけが上に上がる、あるいはお腹しか動かないという方は、呼吸で肩まわりを使いすぎている可能性があります。肩や首の重さが取れにくい方は、ここが関係していることがあります。
③で肩が上がる、②で大きくふらつく——このあたりに心当たりがある方は、施術で整えるだけでなく、ご自身の使い方を変える練習を足すと進めやすくなります。ピラティスはまさにその練習です。
「両方やる」は贅沢ではなく、順番の問題です
費用を考えると一つに絞りたい、というお気持ちはよくわかります。そのうえでお伝えすると、二つは同じ量ずつ同時にやるものではなく、時期によって比重を変えるものです。つらさが強い時期は施術の比重を大きく、動けるようになってきたらピラティスの比重を大きくして、施術は間隔をあけていく。長く続けていらっしゃる方の通い方は、こうした形に落ち着くことが多いです。
Moveactは整体・鍼灸・ピラティスを同じ場所で行っているので、その日の状態を見ながら比重を相談できます。決めきれない段階でしたら、相談だけでも構いません。
よくあるご質問
運動が苦手で、体力にも自信がありません
ピラティスは息が上がるまで追い込む運動ではなく、寝た姿勢や座った姿勢から始める動きが中心です。体型や運動経験を理由に、準備してから来なければ、と考えていただく必要はありません。今の状態のままでお越しいただいて大丈夫です。
マシンを使うと体を痛めないか心配です
初めての方はマットの動きから丁寧に始めていただけますし、マシンを使う場合もその日の体の状態を確認しながら負荷を調整します。国家資格(柔道整復師・はり師・きゅう師)を持つ施術者が体を見ているので、無理な負荷はかけません。一人で自己流に行うと、楽な姿勢=癖のある姿勢のまま動いてしまいがちです。見てもらいながら覚えるほうが、遠回りのようで安心して進められます。
体験のあとに、ウェアやマットを購入する必要はありますか?
ありません。体験・ご入会にあたって別途ご購入いただくものはなく、動きやすい服装があれば始められます。かかる費用は体験料と、ご希望の方のみの回数券だけです。回数券は割引ではなく回数や時間が上乗せされる形(1回分プラス、延長券つきなど)で、必ずお入りいただくものではありません。体験当日にその場でのご入会をお願いすることもありませんので、他店と比べてからお決めいただけます。
迷っている間も、体は毎日使われています
整体かピラティスか——この問いに、どんな方にも当てはまる正解はありません。ただ、はっきりしているのは、比べている間も、いつもの座り方と立ち方で毎日が過ぎていくということです。今日ご紹介した3つのセルフチェックだけでも、ご自身の癖の見当はつきます。そのうえで判断がつかないようでしたら、一度体を見せていただくのが早いと思います。
倉敷市街から玉島店までは車で20分ほど、JR新倉敷駅からは車で約7分です。仕事帰りに寄られる方も多く、平日は21時まで受け付けています。
- Moveact 玉島店
- 〒713-8122 岡山県倉敷市玉島中央町3丁目911-186 2F
- 電話:070-2231-8300
- 営業時間:平日9:00〜21:00(不定休)
- アクセス:JR新倉敷駅から車で約7分/建物斜め向かいに無料駐車場あり
体験レッスンのご予約はWEB予約ページから24時間承っています。「整体とピラティス、どちらが合うか相談したい」という段階でしたら、LINEでのご相談もご利用ください。玉島店のメニューや料金は玉島店のページにまとめています。
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この記事の監修:Moveact代表 三上尚志(柔道整復師・はり師・きゅう師)。倉敷市出身。ロサンゼルス・ドジャースでのインターンや高校野球岡山県代表の甲子園帯同、パラ卓球日本代表へのトレーニング指導などに携わり、整体・鍼灸・ピラティスを組み合わせて一人ひとりの体に合わせたサポートを行っています。
